浪江こけし
うなゐの友には8本のこけしが掲載されているんですけど、その中に2本浪江こけしっていうのがあるんですね。これは同一のものだ、いや別のものだ、っと諸説ありまして、、、
↑うなゐの友 五編(清水晴風)
↑うなゐの友 二編(清水晴風)
木人子室HPに詳細書かれているんですけど、うなゐの友に記載されている浪江こけしと言われている原物(西田コレクション)は重ね菊が四段なんですよ。もう一度うなゐの友のこけしを見てみてください。
そう重ね菊が三段と五段なんですよ、、、原物は四段で、、、
これが”浪江の怪”とか呼ばれているんですけどね。
うなゐの友以外に描かれた浪江こけしを見つけたんですよ。大発見ですっ!やってやりましやよ。やったー明日はホームランだーっ!
↑人形百種(清水晴風)
原物の胴底には「磐城國双葉郡浪江町 こけし這子 大の雲外」
人形百種には「磐城国双葉郡浪江町産のこけし這子 大野雲外君より寄贈 清風蔵」
とかいてあるんですよ。原物はこの人形百種のものだったんですね。
○原物=人形百種
?人形百種=うなゐの友二篇=うなゐの友五編
実際に晴風は三本の浪江こけしを持っていた可能性もありますし、この四段だけしか持っておらず、うなゐの友に描かれているものはデフォルメされたものかもしれません。
ともあれ原物は人形百種のものに間違いないでしょう。
人形百種は国立国会図書館デジタルコレクションにて見ることができます。
またkindleでも買えますよ。実物そのままのものと、画像処理を施し背面を綺麗にしてあるものがあります。
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